バベル手話検定(笑)

耳の聞こえない人たちは、邦画を見る人はあまりおらず、多くが洋画ファンです。
なぜでしょう?

邦画・アニメでは、字幕のついたものが少ないのに比べ、洋画には、セリフ全てに必ず字幕がついているからです。
しかし、それは、単に内容がわかるということ以上に、聞こえない人には重要です。
洋画は、耳の聞こえない人が、聞こえる人と一緒に映画館に行っても「今何を言ったの?」
「通訳お願い」などと頼み事をする必要がなく、きこえる友人や家族、恋人と堂々と席を並べて、対等に楽しめる数少ない娯楽のひとつです。
また、何より、聞こえない人も自分の街の地元の映画館に、好きなときに足を運べます。
洋画業界の方々が、それとは知らず、これまでごく自然につけてきた字幕のおかげで、聞こえない人やその周りの友人・家族は、多大なる自由と喜びを得ていたのです。 
(そういった意味では、ギャガをはじめ、多くの洋画関係者のみなさんには、わたしたちも心から感謝しています。本当に、ありがとうございます。)


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